洗練された建築と上質な彫刻作品を楽しむ非日常空間
ロダン、ムーア、マンズーなどの西洋近代彫刻のコレクションが展示され、このコレクションを中心にした企画展やコンサート、講演なども開催されています。
また、建築自体がアートワークであることも大きな特徴です。気鋭の建築家・阿部仁史(あべひとし)氏による建築は、鋼板を用いたユニークなチョコレート色の外観と、対象的に自然光あふれる白亜の内部のコントラストが印象的。
光と壁、そして彫刻作品の織りなす、美しく緊張感のある空間はまさに非日常。ワーケーションの合間のリフレッシュにおすすめのスポットです。
このスポットは、こんな方におすすめ
- 仙台・松島エリアへワーケーションに来る方
- 鉄道・バスを使ってアクセスする方(車を運転しない方)
- 建築・美術に興味のある方
- 隠れ家的なスポットを見つけたい方
- 少しだけ日常を忘れたい方
「菅野美術館」の魅力
魅力1:彫刻
仙台圏でも珍しい、彫刻を専門に展示する菅野美術館では、ロダン、ムーア、マンズーをはじめとした上質な西洋近代彫刻を間近で鑑賞することができます。
美術作品の中でも彫刻ならではの特徴である360度からの鑑賞ができるよう、壁と作品の間を空けるなどの配慮がされているので、彫刻の後ろに回り込んで鑑賞ができるのも魅力の一つです。
また、自然光を取り入れているので、時間帯や気候によって作品の見え方が変わるのも、菅野美術館ならではの楽しみ方です。
魅力2:建築
迷路のような住宅街の細道を進んで、急に開けた視界に飛び込んでくるのは、チョコレート色をした四角い建物。階段を上ってたどり着く入口の扉を開くと、そこには、外観からは想像できない真っ白な空間が広がっています。
宮城県出身の気鋭の建築家・阿部仁史(あべひとし)氏による、2009年の日本建築学会作品選奨も受賞した名建築です。
この鋼板が用いられたユニークな建築は、四角い箱にシャボン玉を詰め込んだイメージをもとに設計されています。シャボン玉の泡を思わせる多角形の空間が螺旋状に連なる展示室は、その高低差を利用した彫刻作品の鑑賞という、菅野美術館ならではの鑑賞の仕方も体験させてくれます。
魅力3:空間
「上質な彫刻」と「個性的な建築」という2つの魅力が織りなす非日常的な空間が、菅野美術館の最大の特徴であり魅力とも言えます。
自然光を取り入れた展示室は、当初から彫刻を中心とした展示を想定して設計されたという菅野美術館ならではのものです。様々な角度で複雑に配置された壁と、その鋼板に施された凹凸が見せる陰影が、彫刻をさらに魅力的なものに見せています。
真っ白な多角形の空間に展示されるモノトーンの彫刻が心地よい緊張感を生み出し、住宅地の中という立地を忘れさせてくれます。ワーケーションや旅行・出張の途中に立ち寄り、ぜひ心身ともにリフレッシュしてみませんか?
ピアノのある美術館、三角窓の美術館
展示室内に、まるで作品の一つのように置かれているピアノ。不定期でコンサートも開催されているので、公式サイトやSNSでチェックしてみてください。
また、エントランスにある特徴的な三角窓からは、遠くに仙台港が見えます。天候次第では水平線や大型客船やタンカーが見えることも!
展示室内は撮影禁止ですが、エントランスは撮影可能なので、この印象的な窓はおすすめの撮影スポットです。
基本情報
施設情報
菅野美術館
宮城県塩竈市玉川3-4-15 [ Google Mapsで⾒る ]
※現在、コレクション展のみが開催されております。
※企画展開催時の料金については、別途ご確認ください。
・月曜日・火曜日定休(ただし祝日の場合は開館し、翌日が休館となります)
・年末年始休業
・展示替えなどのための臨時休館
※美術館へのご入館は、階段を使用する経路のみとなっております。また、館内にはエレベーターがございますが、使用できない展示室もございます。
アクセス情報
・JR東北本線「塩釜(しおがま)」駅から、約800m(徒歩で約10分、タクシーで約3分)
▼お車でお越しの方
・三陸自動車道「利府塩釜(りふしおがま)」ICから、約2.5km(車で約6分)
※駐車場が充分にはございません。また、住宅地にあり、道も非常に狭くなっております。お車でのご来館の際はご留意ください。
こだわりポイント
- 完全禁煙
※電源や無料Wi-Fiの提供などもございません。
※カフェなど、長時間滞在できるようなスペースもございません。