仙台 伊達13代・慶邦公の宿泊所「不老仙館」

不老仙館の玄関

米谷(まいや)に建つ、歴史ある文化財

不老仙館(ふろうせんかん)は、宮城県北部の米川 狼河原(よねかわ おいのがわら)の畠山家において、伊達13代・慶邦(よしくに)公の宿泊所として、嘉永5年(1852年)に建築された歴史のある建物です。

明治時代になって、米川から現在の米谷(まいや)地区へ移築され、当時の暮らしぶりがよくわかる施設として今なお愛されています。

建物は「書院造(しょいんづくり)」と呼ばれる、室町時代から安土桃山時代にかけ、武家の住宅として完成された様式そのもの。その貴重さから、登米市(とめし)の文化財にも指定されています。

このスポットは、こんな方におすすめ

  • 郷土史に興味のある方
  • 庭園を楽しみたい方
  • 日本建築の勉強をしている方
  • 武家屋敷で写真撮影をしたい方

「不老仙館」のいいところ

ポイント1:多くの著名人の書画があります

副島種臣などの掛軸

不老仙館には、多くの著名人の書画が数多く展示されています。主なものとしては、長三洲、小西海雲、西園寺公望、床次竹二郎、山岡鉄舟、土井晩翠などの書画が楽しめる、まるで美術館のような書画の数々。

また、長崎の平和記念像を制作した彫刻家の北村西望も不老仙館を訪れ、襖絵(ふすまえ)を残しています。

不老仙館を訪れた著名人は、北村西望のほかに、巌谷小波、大野伴睦、阿部みどり女。皇族では三笠宮百合子さま、高松宮宣仁さまも来訪されているそうです。

ポイント2:四季折々の庭園が楽しめます

「不老仙館」の庭園

不老仙館には、指定文化財の建物のほかに、四季折々の風景を楽しめる庭園もあります。

春には桜、初夏にはサツキやツツジ、夏にはヤマユリ、秋には紅葉、もちろん雪景色も一興です。庭には茶室もあり、自由に見学ができます。

なお、不老仙館も庭園・茶室も自由に写真撮影OK!武家屋敷や庭園での成人式・結婚式の前撮りなどもいかがでしょうか?

基本情報

施設情報

不老仙館
住所:〒987-0902
宮城県登米市東和町米谷字秈荷65 [ Google Mapsで⾒る ]
TEL:0220-42-2002
料金: 

▼入館料
・一般:200円
・高校生:150円
・小中学生:100円
・団体(20人以上):上記料金から50円引き

※表示料金は、いずれも税込です。
営業時間:10:00~15:00
定休日:月曜日定休(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が定休)、年末年始(12月28日~1月3日)休業

アクセス情報

▼公共交通機関でお越しの方
・JR東北本線「石越(いしこし)」駅から、約16km(車で約30分)
・JR東北新幹線「くりこま高原」駅から、約26km(車で約40分)

▼お車でお越しの方
・仙台・石巻方面からは、三陸自動車道「登米東和(とめとうわ)」ICから、約1.5km(車で約3分)
・気仙沼方面からは、三陸自動車道「三滝堂(みたきどう)」ICから、約4km(車で約6分)
※駐車場があります。登米東和IC・三滝堂IC方面からお越しの場合、国道398号からは右折禁止の交差点がありますのでご注意ください。
※気仙沼方面からお越しの方は、登米東和ICでは出られません。手前の三滝堂ICをご利用ください。

こだわりポイント

  • 駐車場あり
  • 完全禁煙
  • 子連れOK
※上記は2023年2月時点の情報です。最新の情報は各施設さまへお問い合わせください。